という訳で、2013年6月20日に日本教育会館「一ツ橋ホール」にて行われました、第84回都市対抗野球組合せ抽選会をレポートしたいと思います。
ツイッターより引用
日本教育会館「一ツ橋ホール」。これから第84回都市対抗野球大会組合わせ抽選会を見学いたします。場内のスクリーンでは、過去の名場面が上映されています。さっきは、ホンダ-日産自動車の自動車対決が上映されました。「日産自動車のエース宮田」「ホンダの4番金子のホームラン」懐かしいなぁ。何年前だろう。「仙台市代表JT」「四国銀行の先発、中郷が無念のボーク」このダイジェストだけで満足だ。中郷は今ロッテにいますね。金子は日本ハムに入った金子だね。
座席の前方の中央が出場チーム関係者関。空いている席に社会人野球の関係者や報道関係者。後方に一般客という感じでした。
最初に毎日新聞の方があいさつ。都市対抗野球は地域振興の観点から、地方自治を管轄する総務省に後援を依頼したそうです。普通、スポーツイベントは文部科学省ですからね。このあたりに都市対抗野球の「おらがチーム」という意気込みを感じます。
まず、昨年優勝のJX-ENEOSが推薦チームとして出場する事が説明されました。開会式が終わったあと、初日の第一試合です。
次に「特定試合シードチーム」の発表がありました。平たく言うと「毎試合、1万人以上動員かけるよ」というチームです。すごいですね。サーベラスみたいな、ヘッジファンドからしたら「ムダな経費」以外の何者でもないけど、社員の福利厚生とか、組織の団結や一体感に一役買っているんだよ。(日産自動車が都市対抗野球で優勝した時に、カルロス・ゴーン社長はものすごく感動して「野球部の存続」を明言したけど、いつの間にか日産の野球部は活動休止になってしまった。そういう例もある)
都市対抗野球は日本を代表する企業の見栄と意地とメンツに支えられているんだ。実感する。
で、「特定試合シードチーム」同士は一回戦で対戦しないというルールがあります。今年はJX-ENEOS、東京ガス、Honda、新日鉄住金鹿島、新日鉄住金かずさマジック、NTT東日本、JR東日本、日本生命、パナソニック、東芝、日立製作所の11チーム。
あと同一企業チーム同士も一回戦では対戦しない。同一予選地区チーム同士も一回戦では対戦しない。そういう予備抽選と、32チームをABCDの4ブロックに振り分ける抽選を行う。これがつまらない。ただただ退屈。
ブロック内の本抽選が始まるとさすがに盛り上がりますね。特に初日の第一試合、JX-ENEOS‐NTT西日本が決定すると会場からどよめきが起こりました。
個人的には5日目第2試合 JR北海道-沖縄電力 に注目したいです。
その後。細かな微調整が終わり組合わせが決定!
第84回都市対抗野球組合せ やまがた
第84回都市対抗野球組合せ 1回戦組合わせ
その後は監督代表の共同インタビューが行われました。参加したのは次の4名。
日本製紙石巻 木村泰雄監督 JX-ENEOS 大久保秀明監督
ニチダイ 楠本正美監督 沖縄電力 小川勝司監督
ツイッターから引用
JX-ENEOS 大久保秀昭監督「組合せ抽選が終わって、NTT西日本の佐々木(誠)監督が頭から離れない。プロでウン億円を稼いだ方で・・・。胸を借りたいです」(大久保監督は元近鉄、佐々木監督はダイエー・西武で活躍されました。プロ出身監督同士の、注目の試合になりました)
JX-ENEOS 大久保秀昭監督 (開会式直後の第一試合に関して)「できたら2時間以内に終わらせたい」(渡辺貴美男主将の「選手宣誓」の内容も心配していました。「前2年があまりにも素晴らしかったので」との事。また「神奈川のライバル、東芝と決勝で戦いたい」とも仰っていました。大久保監督はエンターティナーです。)
日本製紙石巻・木村泰雄監督「王子さんと対戦すると、紙パルプ業界が盛り上がるのではないかと思います」(「対戦したいチームは?」との質問に対して)この辺の「紙パルプ業界」なんて言葉は都市対抗野球ならではですよね。好きですよ、こういうの。「アイスホッケーでも、野球でも負けるな」みたいなライバル意識。
閉会後は写真撮影や取材が行われていました。
初めて拝見いたしましたが、中々面白いですね。ぜひ、皆様東京ドームに足をお運びいただき、都市対抗野球の熱い試合をご観戦ください。
抽選の、同一企業チーム同士のくだりは興味深かったです。
昨年に引き続き何試合か観戦しました。いずれも会社がらみです。
応援に「女々しくて」を使用するチームが多かった気がします。あるチームは、チャンス時に「チキチキバンバン」と「走れコータロー」を繰り返し流していました。曲調が明るくていい感じでした。
それにしても、何だかアッという間です。JX−ENEOS連覇なるか?
「NTT東日本vs信越野球クラブ」「JR北海道vsJR九州」というのが同一企業チーム同士だと伺いました。まあ一回戦から新日鉄住金ダービーだったら困りますよね。
>>応援に「女々しくて」を使用するチームが多かった気がします
ツイッターでもそういった感想を目にしました。わかりやすい歌だからかな。でも、「女々しくて」ですからね。景気は良くないですね。その点、「チキチキバンバン」と「走れコータロー」はアゲアゲソングです。