2010年06月10日

【私は犬に叱られた】さだまさしはロックである

6月9日に発売されたさだまさしのニューアルバム「予感」に収録されている「私は犬に叱られた」が実に秀逸。

「私は犬に叱られた」の歌詞

歌詞を紐解くと「真面目にふざけてる」事が窺い知れる。「言っておくが猿とは別に仲も悪くないし」とか「猫と違って泥棒もせず 恨んで化けもせず」とかのさだ一流の言葉遊び。その一方で「犬死なんて軽々しく言うな」、「飼い主に殺される犬の方がよっぽど多い」と至極全うなセリフを入れる。

2010年6月9日、日刊スポーツの一面広告より引用
アレンジャーの渡辺俊幸氏は「こういう歌は、まじめにやらなくてはだめだ。よし、命懸けでアレンジします」と気合を入れた。フラメンコ風ギターを入れたプログレッシブロック調の楽曲に仕上がった。「スタッフの反応が最高だった。笑っていいのか、感動するべきなのか『うーん』というしかない。笑ってくれればそれでいいけど(笑い)。この歌は1つのエポックメーク(画期的なことをすること)ですよね」。
さだはロック
。しかもプログレ。




さだの作品には「これって世の中ではまかり通っているけど、本当は怒らなきゃだめなんだよ」と問題提起する詩が実は多い。「天然色の化石」や「遥かなるクリスマス」はその一例だろう。

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もう一度言う。さだまさしはロックである。
しかもアルバムの発売日は6月9日。「ロックの日」


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犬になったり、犬に叱られたり、お父さんとポチの友情を語ったり、つくづくまっさんは犬好きである。

私は犬になりたい
さだまさし 「父さんとポチ」
posted by 雷庵博人 at 11:51| Comment(10) | TrackBack(0) | 博人の音楽は世界だ! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
かっこいー曲ですねぇ!フォークの原点・プロテストソングに通ずるものを感じます。

久々に聴いたさださんですが、若い頃に比べて体重が増したせいか、声質が太くなってる気がします。
この手の唄に合ってますね。

いやはやかっこいー。紹介、ありがとうございます。
Posted by 中林20系 at 2010年06月10日 15:59
うん、いい曲だ!
「関白宣言」的なかわいらしさがありつつも
サウンドはプログレ(笑)
さださんは頭の良い人だなぁ。
Posted by nbm at 2010年06月11日 09:27
ごめんなさいさだまさしさん。
反省します。
「スポニチはロッテフロントの…」なんて書き方は間違っていました。
世のわんこ達に、なんて失礼なことを書いていたんだろうと思います。
Posted by 小馬太郎兵衛 at 2010年06月11日 09:51
私もこのアルバムを買いました。

「私は犬に叱られた」は確かに秀逸であり、
かなり実験的な曲ですね。

しかし、ラジオで鍛えられたまっさんのセンスを以ってすれば、
当然の着地点のひとつなのかな、と思いました。
Posted by 高田晃一 at 2010年06月11日 17:29
>>中林20系さん
お褒めのお言葉、誠ににありがとうございます。

ある時期から「若かりし頃の高音」が出なくなり、逆に言葉に説得力が増したように思います。

「天然色の化石」「遥かなるクリスマス」

この辺はプロテストソングに通ずる「かっこいい」満載。オススメです。
Posted by 雷庵博人 at 2010年06月11日 22:11
>>nbmさん
歌詞には落語で言う「クスグリ」がふんだんに取り込まれていて、でもいたって真面目で、それでいてサウンドはプログレ。

まっさんもすごいですが、アレンジャーの渡辺俊幸氏も褒めてあげてください。

「父さんとポチ」も素晴らしいですよ。
Posted by 雷庵博人 at 2010年06月11日 22:19
>>小馬太郎兵衛さん
「スポニチはロッテフロントの『愛玩動物』」
これなら、世のわんこ達に失礼に当たらないかと。
Posted by 雷庵博人 at 2010年06月11日 22:21
>>高田晃一さん
コンサートのトークであり、「セイヤング」であり長らく音楽表現以外の「話芸」を磨いたまっさんのベースには実は「落語」があると私は睨んでいます。

「私は犬に叱られた」は「元犬」「狸さい」「王子の狐」といった動物が登場する落語的な要素を感じます。

夢に犬が出てきて説教するってのは落語的ですし、もしかしたら「花さか爺さん」がモチーフなのかもしれませんが。(本当はそんな夢なんか見ちゃいないという「天狗裁き」のようなオチw)
Posted by 雷庵博人 at 2010年06月11日 22:30
まぁ、元々落研ですしね。
っていうか、トークを落語家がカバーしたくらいですしwww

ところで動物が登場する歌といえば「猫背のたぬき」
中学の頃、初めて聞いた時は目が点になりましたよw
Posted by かまぼん at 2010年06月11日 23:42
>>かまぼんさん
トリビュートアルバムの「父さんとポチ」ですねw。まっさんは立川談春師が二つ目の頃からかわいがっていたようですね。さすがにお目が高い。

>>猫背のたぬき
不思議な曲ですよねぇ。
Posted by 雷庵博人 at 2010年06月12日 22:42
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